こんにちは!
正規厨として名高い(名高くない)自分が「正規譜面やっててよかったー!!」「正規上手くてよかったー!!」と思った場面がたくさんあるので熱く語りたいと思います!
乱常備の人にちょっとでも「正規もやってみるか~」と思ってもらえるように力説します!
既に正規厨の人も読んでみて「正規厨でもいいんだ!」と安心してください(?)
正規、ほんとにいいよ!
■目次
✔ 趣旨
- 正規厨だったおかげで得られた恩恵は何か
- 正規上手くなるためにどうやっていくべきか
- 癖にはどう対処するか
✔ ターゲット(読んでほしい人)
- 乱常備の人
- 正規譜面に苦手意識がある人
- 既に正規厨の人
正規譜面が上手くてできるようになったこと
大きく3つ。
- 押せる譜面が増えて外れ譜面が減った!
- 段位に強くなれた!
- アリーナ及び大会に強くなれた!
それぞれ具体的にどういうことか、正規厨として力説していきます。
1. 押せる譜面が増えて外れ譜面が減った!
これは本当に恩恵を受けたと思っています。
一般的(?)には「正規譜面ばっかりやってたらランダムのような譜面に対応できなくなるのでは?」と思うことが多いと思いますが、これの明確な答えは見つかっていません。
少なくとも自分は、「まずは初見で正規」→「正規で皿側がきついなら鏡」→「それでもだめならランダム」といった形でずっと遊んできました。
今では「初見正規」→「ランダム」ぐらいになってしまいましたが、初見で正規は必ず選びます。
正規だけをやってきたわけではないですが、正規の頻度はかなり高めで遊んできました。
そのやり方が成長する上で効率が良かったのか悪かったのかは判断がつきませんが、結果として「正規に強い人」になりました。
ちなみにそれは「正規に強い」だけではなく、「どんな配置でもある程度押せる地力」も一緒に身についていました。
これはなぜ身についたのか?自分なりに考えてみました。
正規は超押しにくい
正規譜面のよくある特徴をざっと整理してみました。
- 階段(異色、同色)
- 二重階段(同色、桂馬)
- 綺麗なデニム(1357+246)
- 同色トリル(特に13トリルと57トリルが多い)
- 隣接していない同時押し
- 隣接同時押しの少ない乱打
- 1バス
- 皿+13(2Pなら皿+57)
こんなところですかね?
人によっては、じんましんの出そうなラインナップですね。
正規と言えば、なんといっても「階段」です。
階段譜面について着目して見ていきましょう。
同色階段はともかく、異色階段は見た目が綺麗な割に超押しにくいです。
綺麗な1234567の階段の場合、大体の運指(1P)は左手で123、右手で4567を捌きます。
出展:TexTage [テクステージ] (てふたげ) http://textage.cc/
これは嘆きの樹(SPA)の大階段です。
左手ばっかり、右手ばっかりって感じですね。(常に片手に寄った状態)
片手への負荷が大きいです。
これは嫌でも指押しを強いられます。
また、片手で毎でリズムを取らなきゃいけなくなるので、バラバラに降ってくるより圧倒的にリズムが取りにくいです。
この676が最悪。
二重階段についても押しにくいところはたくさんあります。
まずは同色二重階段から。
Verflucht(SPL)の同色二重階段です。
まず、1枚目の画像を見ると、左手は小節線(皿)と同時にスタートして、右手は16分ノーツ1個分だけ遅くスタートして、左手の青ノーツと同時に押し始めます。(7番の1ノーツ目は二重階段の一部として見えない前提)
この時点で押し始めがずれて、そのあとも全部ガタガタになってしまいます。
2枚目の画像では、左手と右手、それぞれに片手トリルがたくさんあり、片手に相当な負荷がかかります。
この例では折り返しがたくさんあるのでトリルがたくさんあるというのもあります。
23や45だけでなく、また676もちょこちょこ入ってるのが厄介です。
次に桂馬二重階段。
これもVerflucht(SPL)の桂馬二重階段です。
桂馬二重階段の場合、右手に47と6の絡みが多くてかなり押しづらいです。
6→47も47→6も、正直外れ配置の47-56とほぼ大差ないです。
正規で47-56が許されているような配置ですね。
これらは極端な例だったかもしれませんが、正規譜面はどの難易度帯もこういう配置が横行しています。
正規は見やすいようで見えていない
綺麗な階段だから見やすいような気がしますが、ゴミが入るとあっという間に意味わからなくなります。
階段に認識が引っ張られて、ゴミがどのリズムでどのタイミングでどのノーツと一緒に降ってきてるかが認識できなくなります。
先述と同じ嘆きの樹(SPA)とVerflucht(SPL)の例でみてみましょう。
階段とゴミいっぱい。
階段に強く意識を取られ、階段とゴミのリズムが分からずどうやって押したらいいかわからなくなります。
二重階段について。同色であれば1本の階段より叩きやすいという人もいれば、全然押せない人もいるかと思います。
なんとなく、次の画像のような認識をします。
なんか形は綺麗なので「二重階段だな」と認識できますが、右手と左手でどういう動きをすれば押せるのか、綺麗すぎてわからなくなります。
見えただけで見えてはいない。(哲学)
結論:押しにくさと認識の難しさに立ち向かったことにより身についた!
階段だけに着目しましたが、その他の正規の特徴も押しにくさと認識の難しさはあると思います。
自分はこれに常に触れていたおかげで、ランダムで外れ寄りである譜面(正規崩れのような譜面、片手に寄った譜面、67の絡みが多い譜面、など)に強くなれたのではないかと考えています。
また、正規譜面に触れるだけではなく、自分は正規譜面でも光らせようとする意識もしていました。
正規だから光らない、と決めつけるわけではなく、初見正規で遊んだ時点でライバルのスコアを抜かそうという気持ちで遊んでいました。
その結果、正規譜面のような片手に寄った配置で、かつ階段が見えてて認識が難しい譜面でも正確にリズムを刻むことができるようになりました。
片手だけでリズムを刻むには、指が走りすぎないようにする必要があります。
そのためのガチ押しだったり指を寝かせたりといった技術を身に付けるきっかけになりました。
また、階段に意識が引っ張られて認識が難しいものを上手に認識するためには、目線を固定して横認識をする必要もあると気づきました。※一概には言えません。
そうやって試行錯誤して正規譜面を強引に攻略してきたおかげで、ランダムの譜面に応用がきく地力が身についたと思っています。
正規譜面を拾うだけでなく光らせられるということは、この後の章に出てくる話にもつながります。
2. 段位に強くなれた!
これは非常に単純で、自分にとってすごいアドバンテージでした。
段位は正規あるいは鏡でしか受けることができません。(自分が適正時に段位を受けてた頃は正規のみでした。)
自分は正規に耐性がついていたので、同等の地力の人よりも段位抜けが容易だったように思います。
段位を一つの大きな目標としてる人は是非正規譜面に触れていった方がいいと思います。(おわり)
3. アリーナ及び大会に強くなれた!
元々大会とかにあまり出ないタイプでしたし、アリーナという機能も3作品前から追加された新しいものなので、最近になるまで気づきませんでした。
いつやっても自己ベスト近くを出せていたので、それが「一発に強い」ということだったようです。
個人的には、それは正規力が活きているのかなと思っています。
アリーナや大会と言えば、言わずもがな「一発勝負」なので、一回のプレーで最大のパフォーマンスを発揮する必要があります。
そんな中で、正規や鏡といったいわゆる固定オプションは、ランダムと違ってリスクが低く、常に同じパフォーマンスを発揮しやすいと思います。
正規で高水準なスコアが出るのであれば、これ以上に心強いことはありません。
正規で自信のある曲が増えると、自然と勝率は上がると思います。
また、前章でも書いた通り、正規が上手くなったおかげで外れ譜面に強くなりました。
その結果、現在のアリーナモードだとランダムは全員同じ配置となるので、ランダムで外れ配置が来た時が逆に有利となったりしました。
スコア力が自分より高い相手と戦った時に比較的押しやすい配置で戦うと負けてしまうという譜面でも、外れ配置が来たらどんでん返しも大いにあります。
外れ配置が来て嬉しいなんて変人もいいところですね。
正規譜面が得意なおかげで、どんな時でもいつも自己ベスト近くのスコアが安定して出せるようになったと考えています。
これが正規譜面だけでできるようになったわけではないとは思いますが、一つの大きな要素ではあると思います。
正規上手くなりたいけどどうすればいいのか?
ここまでで正規譜面の効力の高さが分かってきたところで、「じゃあ上手くなるにはどうしたらいいんだ?」の具体的な方法を紹介します。
正規譜面を今まで避けてきた人からすると、正規譜面上手くなるために正規譜面ばっかりやるのは非常に苦しいと思います。
正規固定で色んな譜面回すか~と言っても結果があまり出ずに面白くなくなって続かないと思います。
なので、まずはお手軽な方法としては、上でも書いた自分がやっていた方法ですが、「初見は必ず正規でやる」を行えばいいと思います。
既にプレー済みの曲は、「そういえばこれ正規どんな譜面なんだろう?」というノリで正規をプレーの中に組み込んでみてください。
それだけで正規への耐性が徐々についていくと思います。
こればっかりはすぐには効果が出ないと思うので地道に、ですね。
次に、正規への耐性がついてきたら、スコア狙いをやっている人については、正規で自己ベスト近くのスコアを出すことを意識してみてください。
クリア狙いの人は乱当たりでクリアした曲を正規で挑むといった程度でいいかなと思います。
ちょっとずつでいいので正規譜面に触れる機会を与えてみてください。
癖はつかないのか?
正規譜面の一つの大きな問題として「癖がつかないのか?」という疑問があると思います。
それに対する答えとしては、癖はつきます。
癖は何でつくのか?ということですが、それについて色々意見はあるかと思いますが、自分の中での一つの結論としては、「ちゃんと認識できていないこと」が大きく影響していると思っています。
人間は賢いので、一度見たことあるものは記憶・学習して楽をしようとします。
楽をしようとした結果、譜面を形のイメージだけで雑に認識するので、どういう順番で押さなきゃいけないとか考えずに押そうとしてしまいます。
初見の時点では特に意識せずに反射で押すので降ってきた通りに押すので問題ないですが、初見以降はなまじ形をイメージできていることで「この形はこうやって押すんだ」という意識に引っ張られてその動きしかできなくなります。
また、ちゃんと考えて押そうとしたら、無意識でやってたことなのに無理に意識しすぎて力んで指がガチガチになったりします。(自分もたまになる)
加えて、正規譜面を押し慣れていない人は、そもそも綺麗な階段を正しく押す指の動かし方を知らないorできないのに「階段である」という認識だけはしっかりしているので、指は全く動かず硬直したりします。
経験談と勝手な憶測を交えてつらつらと並べましたが、とにかく癖については、「(横認識、目線固定等で)譜面をよく見て丁寧に押す」を意識すれば、かなり軽減されると思います。
これで押せない場合は、譜面を認識できていないか、その譜面を丁寧に押す力(地力)が足りていないかのどちらかだと思います。
譜面の認識ができていないなら、Textageさん等の譜面サイトを活用して譜面をよく見てください。
丁寧に押す力が足りていないなら、正規譜面を遊ぶことが地力をつけるのに非常に効果的だと思っています。
癖さえつかなければ正規譜面は怖くないです。
このような考え方のおかげで、地力が足りなくて癖がついたりしたことはあっても、沼にハマって段位が全く抜けられる気がしないということはなかったです。
でもやっぱりやりすぎてしまうと譜面を記憶しすぎて身体の制御がきかずに動いてしまうことはあります。
なので、同じ譜面の正規譜面はやりすぎないようにしましょう。
同じ譜面の、というのがポイントです。
同じ譜面の粘着は避けた方がいいです。
まとめ
✔ 正規譜面が上手くてできるようになったこと
- 押せる譜面が増えて外れ譜面が減った!
- 段位に強くなれた!
- アリーナ及び大会に強くなれた!
✔ 正規を上手くなるための方法(案)
- 初見は必ず正規でやる
- 「そういえばこれ正規どんな譜面なんだろう?」というノリで正規をプレーの中に組み込む
- 正規で自己ベスト近くのスコアを出すことを意識する
✔ 癖がつかないようにするための意識
- (横認識、目線固定等で)譜面をよく見て丁寧に押す
-
認識不足→譜面サイトを活用して譜面をよく見る
-
地力不足→正規譜面を遊ぶ
- 同じ譜面の正規譜面はやりすぎないようにする
おわりに
正規厨として正規譜面について力説させていただきました!
少しぐらいは正規譜面に興味を持っていただけましたかね?
「正規譜面が上手くてできるようになったこと」の中に自分が目指す項目が当てはまったのであれば、是非取り組んでみてください。
無くても、譜面作者の思いの詰まった(と信じたい)正規譜面もたまには遊んでみてください。
乱常備より発見が多くて楽しいと信じています。
上から順番に最後まで読んでくださったかどうかはわかりませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました!